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COMMENT

  • エンドロール流れる映画館の闇の中で、
    あなたは3500万の喪われた命たちに向けて、
    哀悼と共感の指を静かに鳴らしてくれるだろうか。

    北丸雄二さん(ジャーナリスト/作家/翻訳家)

  • 「『私は生きたい』、『仲間を死なせたくない』と思い、行動したことはあるか?」と問いかけられた。

    岩室紳也さん(医師)

  • ブロンスキ・ビートの「スモールタウン・ボーイ」が
    こんなにも美しく、悲しく、のっぴきならぬ切実さを伴って聞こえる経験は初めてだった。

    小野島大さん(音楽評論家)

  • はじまりは、いつも闘いである。その闘いは、痛みと怒りに満ちていた。
    90年代、無知と偏見から多くの命が失われた。
    僕たちが、愛やセックス、人生を語るとき、そのことを忘れたくないと思った。

    橋口亮輔さん(映画監督)

  • エイズが「すぐ死ぬ病気」だった時代の焦燥。
    差別と無知無関心への絶望と怒りと抗議。
    切実なセックスのリアリティ。そして行動が社会を変える。
    これらの方程式は今も可能だ。
    未来の為の勇気を欲する人に見てほしい。

    ブブ・ド・ラ・マドレーヌさん(アーティスト)

  • AIDSで死んだフーコーが言ったように「生権力」バイオパワーが生のすべてを管理するものだとしたら、
    生きることそのものが政治なのだ。
    その苛烈な政治を、同時に賑やかな祝祭として生き抜いた人々の心拍ハートビートが、
    この映画からヴィヴィッドに伝わってくる。
    必見!

    浅田彰さん(評論家)

  • 25年前、彼らが否応なく放り込まれた切実な日常を
    クールな情熱のもとに呼び戻す、いま観られるべき作品。

    岩佐浩樹さん(ライター)

  • 鼓動、音が心に届く作品。
    当時の見えないものへの恐怖と不安がリアリティを持って迫ってくる。
    若者たちが粗暴ながらも勇敢に政治・社会へ立ち向かう姿から目が反らせない。

    モーリー・ロバートソンさん(ジャーナリスト/作家/翻訳家)

  • かつてエイズが「死の病」と恐れられ、「変態の病気」と差別された時代、
    世界は多くのアーティストや著名人を含む命を失った。
    支援や治療法の情報が錯綜する90年代パリ。
    若者たちは戦った。
    どんな形の愛も、セックスも、罪ではない、そう証明するために。

    鈴木涼美さん(元AV女優/作家)

  • 「知る」ということはこういうことなのかな、と思いました。
    闘いの合間、つられてほほえんでしまうような恋人たちのシーンは、
    今の日本に住むわたしたちのそれと変わらなくて、
    この映画で起きていることを突き放すことはできない、と感じました。

    大島智子さん(イラストレーター)

  • HIV感染が死病とされた80年代。
    今でこそ状況は変わったけど、
    その変革に関わった人々の闘い、別離、悲しみ、怒りを忘れてはいけない。
    説明こそ少ないけど、差別偏見に立ち向かう気持ちは誰にでも伝わるはず。

    よしひろまさみちさん(映画ライター)

  • 私たちがそれぞれに奏でる、人生を刻むビート。
    追い詰められた彼らのダンスは狂おしく美しい。
    鼓動のバトンが語り掛ける。
    「お前自身を生きろ」と。

    ブルボンヌさん(女装パフォーマー/ライター)

  • 未知の病という不安を抱えながらも、
    我武者羅に立ち向かう若者のエネルギッシュな勇気と愛に、
    持ってる全ての感情を揺さぶられた。
    知る事を恐れないで!

    ナジャ・グランディーバさん(ドラァグクイーン)

  • 信頼し合うことは美しい
    だからこそ最も難しいんじゃないかと思う。
    ショーンやナタンとスクリーンを通して出会い 心揺さぶられたとしたら、今 我々はもがいてでも欲しいものを掴むべきなんだと思わされるに違いない。純粋にだ。
    嘘が微塵も入る隙のない
    このスクリーンに
    映画と分かっていながらも体感したことは、この病気と戦う彼らの背中に自分自身の向き合うべきものに対して背中を押されたこと。
    その押してくれた手は手強くて、刹那で紳士だ。

    片岡礼子さん(女優)

  • 「会議」が重要な鍵を握る作品だ。
    意見の応酬や身振りを通じて、人々が熱を帯び、他者との連帯を強めるさまが伝わる。
    ゲイ・パレードやスピーチだけでなく、
    その舞台裏(バックステージ)もまた彼らの生と政治をつなぐ、この上なく魅力的なプロセスだ。

    富永京子さん(社会学者/立命館大学准教授)

  • 自分は人と違うかもしれない。
    それでも他の人と同じように、愛する人と愛し合って、
    政府に抗議して、クラブで踊って、楽しい日常を送りたい。
    人間らしく生きたい。
    そんな彼らの純粋な葛藤はとても美しかった。

    牛丸ありささん(yonige)

  • ハウス・ミュージックは元来、黒人のゲイ・コミュニティから派生したクラブ・ミュージックであり、
    それゆえ本作の登場人物たち––––
    エイズ/HIVと戦い、正直に、そして懸命に生きる人々に勇気を与え、また寄り添う。 ちなみにBPMとは、音楽の速さを示す言葉で、
    90年代前半のハウスの多くは120BPMが基調であった。

    青野賢一さん (ビームス創造研究所クリエイティブデイレクター/文筆家)

  • 病気に対しての偏見・差別・無関心。
    生きるため、世界を変えるために声を上げ、
    力の限り闘った彼らの姿に胸を打たれる。

    WALNUTさん(イラストレーター/アーティスト)

    イラスト

  • 彼らの戦いを、「ただのエンド」にできるのも、「バッドエンド」にできるのも。
    今、生きている私たちだ。

    妹尾ユウカさん(コラムニスト)

  • 若者たちは立ち上がった。
    目の前に迫る死の恐怖を振り払い、不条理な運命に負けまいとして。
    そのあまりに無茶で、ピュアで、そして愛に満ちた戦いぶりに心打たれる。
    まさしく”沈黙は死、行動は命”なのだ。

    野崎歓さん(フランス文学者)

  • ロバン・カンピヨ監督は言う。
    「私がACT-UPに参加していた頃、
    例えば活動家の集会があって、そこでは人々が議論していた。
    一方でクラブもあって、そこでは人々がダンスしていた。
    それは夢のような世界だった。こうした全てがそれぞれ平行して存在していたんだ」。
    寄り添うこと、目を背けないこと、声を上げること。
    そして一方で、楽しむこと、志を失わないこと、熱を帯びること。
    こうした全てが闘いであり、それぞれの場所で今もこれからも継続されていく。
    この映画は私たちに歴史を教える作品ではない。
    それは私たちの心を掻き立て、120BPMでときめかせるのだ。

    大寺眞輔さん(映画批評/編集者)

※順不同